本文紹介【未処理の感情に気付けば問題の8割は解決する】vol.11

2017年07月26日 | お知らせ, 未処理の感情 本文紹介

『未処理の感情に気付けば、問題の8割は解決する』本文を、少しずつご紹介していきます。

本文紹介vol.10はこちらから。

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本来の自分で生きる―――マズローの欲求五段階説

「正しい人生の定義」は
世界のどこにもなく、

被害者・加害者・傍観者として生きることも
ひとつの選択肢にすぎません。

実際のところ、多くの人が
何らかの役割に囚われたまま、
「幸せだったな」と
人生を終えていったりするものです。
これは正誤の問題ではないのです。

ただ、あなたが
「役割を演じているかもしれない」
という疑問を持ち、

その状態から脱したいと思うのなら、
それもひとつの選択肢です。

人生の主導権をこの手に取り戻し、
自分の力を100%発揮しながら、
思うような人生を歩む方法はあります。

しかもその方法は、
驚くほどシンプルで簡単なこと。

被害者・加害者・傍観者の
いずれの役割もやめて、
その真ん中に立つ。

本来のあなた自身で生きればいいのです。

本来の自分で生きるとはどういうことか。
先に紹介した心理学者・マズロー博士の有名な理論
「欲求五段階説」をもとに説明しましょう。

マズロー博士によると、人間の欲求は
五段階のピラミッドのようになっています。
図を見てください。

「生理的欲求」「安全欲求」「社会的欲求」
という三段階までは、
食べることや安全な家に暮らす、
家族や仕事を持つといった、
自分の外側にある何かを対象とした「低次の欲求」です。

高度経済成長期の日本人は、
まさにこの「低次の欲求」を満たすことに
全力を注いでいました。

一方で現代の日本人は、
生まれながらに「低次の欲求」を
叶えられる状態にあります。

そしてある程度成長すると、
四段階目の「尊厳欲求(承認欲求)」、
他者から認められ、尊敬されたいという
内的な欲求を求められるようになります。

先に挙げた被害者・加害者・傍観者の状態で
人生を堂々巡りする人は、
三段階目の「社会的欲求」や、
四段階目の「承認欲求」を満たすことに懸命です。

しかし不思議なことに、
私の元へ訪れる受講生の多くは、
一見するとみな立派に自分の仕事を持ち、
家族や友人に囲まれて生活している人ばかり。

他者から見れば十分その欲求を
叶えているように見えるのに、

当の本人はどうしようもない欠乏感を
抱えているのです。

つまり、四段階目と五段目の
狭間にある何か。

これこそ、今の私たちがぶつかっている
最大の壁です。

そんな私たちが一番満足していないものは
何だと思いますか?

仕事、お金、それとも家族…?

私たちが最も認めたくない、
嫌いだと思っているのは、
他でもない「自分自身」なのです。

私たちは、
等身大の今の自分を直視できず、
「こんなはずではない」と、
常に自分以外の何かに夢を見てしまいます。

しかし実のところ、
「こんなはずではない」と、
等身大の自分にOKを出せない人は、
いつになっても人生の主導権を握れません。

五段階目の「本当のあなた」になるには、
ありのままの自分に直面化し、
OKを出してやる必要があるのです。

 

———————-vol.12に続く。


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