本文紹介【未処理の感情に気付けば問題の8割は解決する】vol.13

2017年08月16日 | お知らせ, 未処理の感情 本文紹介

『未処理の感情に気付けば、問題の8割は解決する』本文を、少しずつご紹介していきます。

本文紹介vol.12はこちらから。

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【4nessCOLUMN1】
日本人が抱きがちな「歪んだ認知」①

 

 

 

謙虚さが美徳とされ、
恥の文化を根強く持つ日本人には、

誰もが抱きがちな「歪んだ認知(B)」が
いくつかあります。

その代表的なものが、
「人間関係が苦手」と「お金の話が苦手」
という認知でしょう。

これらのBが
現実にどんな影響を及ぼすか、
よくある例を紹介します。

《日本人によくある認知① 人間関係が苦手》

職場や学校などの人間関係が苦手。

とても辛いことですが、
人間関係が苦手という認知を
持っている人に多いのは、

「選ぶより選ばれる側の人間でいたい」
「人の言うことは聞かなければならない」
と思っている受け身タイプです。

人に選ばれる人と、
自分から人を選ぶ人は、
どちらが人間として成熟していると思いますか?

それは立場の上下関係などに関係なく、
自分が付き合いたい人を
自ら「選べる」人。

実は個が未成熟な人ほど、
「選ばれる自分」に価値を感じてしまうのです。

人間関係が苦手な「選ばれる側の人」は、
本当のところ
「すべての人から選ばれる自分でなければ価値がない」
と思い込んでいるフシがあります。

だからひとりでも「自分を選ばない」人がいると、
気になって仕方がなかったり、
傷付いたりするのです。

しかし、身の周りのすべての人から
熱烈な尊敬や賞賛を集めるなど、
冷静に考えれば誰にとっても無理なことです。

それはなぜなのか。

私の感情は私の責任であり、
相手の感情は相手の責任だからです。

野球のピッチャーがホームランを打たれ、
落ち込んでベンチに戻ってくるとしましょう。

仲間はピッチャーの心情を考えてそっとしておきますが、
ここで「無視された」と落ち込むピッチャーもいれば、
「ありがとう」と思うピッチャーもいるのが当たり前です。

相手を思った行動をしても、
相手がどう感じるかは私たちの責任外。

人間関係が苦手な人は、
その責任の境界線が曖昧です。

それは他人をコントロールしようとしたり、
他人にコントロールされたりしているのと同じこと。

なぜ、自分は人に選ばれないと憂鬱なのか。

そのBを丁寧に見つけていけば、
やがてそべての人に選ばれる必要などないことが
自ずと腑に落ちるでしょう。

そして自分にOKを出せる人は、
自分と違うところを持った他人にも
OKを出せるようになります。

嫌いな人や苦手な人さえも
少なくなっていくのです。

 

———————-vol.14に続く。


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