本文紹介【未処理の感情に気付けば問題の8割は解決する】vol.9
『未処理の感情に気付けば、問題の8割は解決する』本文を、少しずつご紹介していきます。
本文紹介vol.8はこちらから。
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あなたの中の被害者・加害者・傍観者
「自分では意識していない未処理の感情」に
人生の主導権を明け渡しているとき、
私たちは必ず、
次のような役割を
無意識に演じてしまいます。
1/被害者
2/加害者
3/傍観者(評論家)
1ひ被害者意識で生きている人は、
自分の不幸をいつも自分以外の
「誰か」「何か」のせいにします。
この意識を持ち続けることには、
実は次のような
大きなメリットがあります。
・被害者だから自分は何もしなくていい。
・被害者になることで自分を傷付けた相手を加害者にし、攻撃できる。
・被害者(可哀想な自分)でいることで、自分の存在意義を確認できる。
しかし残念ながら、
被害者意識を持ち続けていると、
幸せを自ら「受け取らない」人になります。
幸せとは本来、
他人や誰かや何かと比べて
「計る」ものではなく、
本人が「感じる」ことでしか
得られないもの。
しかし、被害者意識を持ち続ける人は、
何を手に入れても
「まだまだ」
「これくらいでは幸せにはなれない」
と、自分の幸せに
いつまでも許可を出しません。
幸せを計るモノサシが、
自分ではなく他人や世間の価値観の中に
存在しているからです。
例えば、幼少期に親の苦労を
目の当たりにした人の中には、
潜在的に
「親よりも先に、簡単に幸せになってはいけない」
と幸せを拒むケースがあります。
なぜ、そんなことが起こるのでしょう。
そういった人は、
大好きな親が苦労する様子を見ていた
幼少期に感じた
「幸せに暮らしたい」
「贅沢をしたい」
といった感情を、
「感じてはいけない」と思い込み、
心の中に封じたからです。
そして自分の中に
「贅沢してはいけない」
といった価値観を形成します。
次章ではさらに詳しく解説していきますが、
簡単に言うとこれが
未処理の感情が人にもたらす作用です。
被害者意識で生きるひとはまた、
いざ幸せになれなかったとき、
その原因を
「世の中のせい」
「誰かのせい」
にできることについて、
繊細的に大きなメリットを
感じています。
「幸せになってしまうと
誰のせいにもできなくなる」
という恐れを、
幸せになることよりも
優先させているのです。
だから
「幸せになるための行動ができない」のです。
———————-vol.10に続く。
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